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突発性発疹について、さらに詳しく

40度の熱が4-5日もつづくタイプのお子さんだと、熱が下がればごきげんになることが多いと思います。38度5分で2-3日という軽めのタイプだと、熱が下がってからの2日間くらい、手に負えないほどきげんが悪くなることがあります。
また、以前は熱だけが続いて「突発性発疹でしょう」とお話していたお子さんの熱が下がっても発疹が出なかったときは、「ちがいましたね」とお話していました。原因として2種類のウイルスが見つかったので、「2度かかることがあります」ともお話していました。わりあい最近になって、いろいろ新しいことがわかってきました。熱のあとで発疹が出ないこともけっこうあるんだということ、原因は主に1種類のウイルスであること、一度かかってもウイルスはずっと体の中にかくれていて、また悪さをすることがあることなどです。最後の話は水ぼうそうにかかったことがある人が、高齢になってから帯状疱疹(たいじょう ほうしん)という病気になるのと似ていますね。なんと突発性発疹と水ぼうそうのウイルスは親戚なのです。どちらもヘルペスというグループのなかまです。だから体の中で長いことかくれていて、また悪さをくり返すという同じような行動パターンをとるのでしょう。
ラフな話ですが、数人に一人くらいは熱だけではなくてのど・はな・おなかなどの軽めのかぜ症状もあるという子がいるように思います。

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